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6月11日(土)
田辺、白浜方面

朝起きて小雨が降る中、天神崎を散歩する。
向こうから犬を連れたおばさんが歩いてきて話しかけられたけど、
現地方便なのかな?何を言ってるか全く分かりません。
取り敢えず、分からないけど相槌をうっておきます。
そして、おばちゃんの犬に、執拗にサンダルの足を舐められた。
おばちゃんたちと別れてから、
西牟婁振興局HPの、写真を撮影した位置を探すも、
潮の満ち引きの関係で、片方は見つからず。
もう片方は灯台を目印にして撮影しました。
海から見えてる岩場の形を見ながら場所を選んだけど合ってるかな?
でも、この様子だと、天気が悪くて磯遊びができません。
ちょっと、残念(;>ヮ<)つ☆

駐車場に戻り、
昨晩、コンビニで買ったパンを食べてから、
白浜温泉「崎の湯」に行きます。
この崎の湯は、別府、熱海に並んで日本最古の湯だとか。
そして、後に立ち寄る海中展望塔から丸見えです。
女風呂からも男風呂が覗けそう。(逆は無理)
男風呂は露天風呂が上と下と二つある造りになっているのだけど、
海が荒れてる上、時間帯的に潮が満ちていることもあり、
下のお風呂は波が入り込んで冷たかったです。
お湯も流れてきてるんだけど、
波の温度に負けているみたい。
海を覗いていたら頭から波をかぶりました。
海草やフナムシもいました。
上のお風呂は雨が降っていたけど気持ち良かったです。
お湯の中でよく体をマッサージして、
昨日の運転の疲れを癒します。

なんとなく、肩や腰の疲れが取れた感じで、崎の湯を出発です。
まだまだ、ポスター配布の時間にはならないので、
智代が紹介していた写真の場所を探すべく平草原へ。
駐車場にアサガオが咲いています。
展望台入り口付近に小粋な若馬の頭が置いてありました。
展望台からの眺めは、晴れだったら綺麗だったろうなぁ、
と少しだけ惜しいです。
こちらは、天神崎とは違って、木の位置、建物の位置など、
調整する要素が多くて、写真の撮影場所を探すのは簡単でした。
植物の様子が違うのは仕方がありませんが。

ポスター配布開始まで残り30分程。
祐介さんが紹介していた写真の場所を探しに新庄公園へ。
なんかでっかい穴?みたいなのが空いている。
なんに使うのかは分からないけど結構深い。
見ていてもあまり面白くないので、
写真だけゲットして早々に車に引き篭もりました。

11時になりました。
いざ、決戦の地BIG-Uへ!
図書館やインターネットコーナー、その他、
地域のいろいろな役目を担う施設らしいので、
一般の方もたくさんいましたが、
その中で浮いた格好をした、風子マスターの人々。
建物の中で迷ったけど(行き止まりになった!)
マスターの後を尾ければちゃんと目的の部屋へ到着。
ガラス張りの部屋の前にポスターがずらーっと張ってあって、
奥の戸から部屋の中へ。
葉書き(整理券)とアンケート用紙を交換して、
アンケートに向かう。
すると、係の女性が部屋に入ってきて、
「急用で来れなくなったけど、
ポスターだけほしいという電話があった」と言って、
他の係の人に相談してました。
我侭はいけません。
そして、僕は正規手順でポスター入手したのでありました。

雨が降っても抜かりはないよ、マイプラン。
水族館があればご飯三杯はいける!
水族館大好きっ子です。
(魚料理は苦手なので食べられない)
ということで京都大学水族館へ。
この水族館は、京都大学の実験所の一部として一般公開され、
紀伊半島に生息する魚介類を中心に飼育展示しており、
70年以上の歴史がある水族館だそうです。
実験所らしく装いも展示も地味ですが、
説明などは親切でとても分かりやすいです。
そして、どの水槽も他の魚達の迷惑そうな顔を他所に、
カゴガキダイが暴れまわっています。
この魚は、小さなイソギンチャクなどを好んで食べるので、
水槽内のイソギンチャクが増えすぎないよう、
どの水槽にも入れているのです。
他の水族館でもよくやっていると思います。
見ていて面白いです。
コバンザメが単体で泳いでるのも初めて見ました。
ふうちゃんの大好きなヒトデ水槽もあります。
その他、2100年の海でのウニの成長や増殖の実験をはじめ、
実験や研究などの結果や過程なども紹介していました。

水族館は、ぼーっとしてるだけで楽しくて、
いつまでも飽きないのですが、
他の場所を回る時間がなくなってしまうので、
次の目的地である白浜海中展望塔へ。
この塔は100mの沖合いに立つ塔で、
その地下…というか、水面下6mの世界が展望できるというものです。
心配なのは、雨の影響で海の中が見通せるかどうかということ。
受付のおばさんに尋ねてみても、少し濁ってるよとのこと。
それでも、せっかく来たので、ちょっと覗いてみることにしました。
受付の建物はホテルシーモアと同じ建物内にあり、
陸の上にあるのですが、
受付から塔まで、100mは塔と陸を結ぶ橋の上を渡ります。
朝、入浴してきた崎の湯が遠くに見えます。
男子風呂はどうするにも丸見えで、
女子風呂はほとんど見えないようにはなっていますが、
お風呂の中を立って移動するときは注意が必要だと思います。
そこのお姉ちゃん、お尻丸見えだよ!(右視力2.0)
しかし、それどころではありません!
雨で滑るし、風で傘が飛ばされそうです!
せっかく眺めは良いのですが、(お風呂がじゃないよ!)
景色を眺める余裕も無く、必死で塔まで渡りきりました。
「このはしわたるな」
塔に入ると、急な螺旋階段があり、水面下6mまで降ります。
やっぱり、濁っていて遠くがよく見渡せません。
でも、見えるところにエサがぶら下げてあったりして、
魚が寄ってくる様子はよく見えました。
窓に張り付いてるヤツもいます。
残念ながら、写真ではほとんどはっきり映らず、
撮れたのは窓に張り付いたコイツだけなのでした。

塔を出ると、更に雨が強くなってました。
これでは、外を歩くことはできませんので、
雨が弱まるまで、円月島の前の路肩に車を停めて小休憩。
夕方に晴れれば、ここで夕焼けを見ようと思っていましたが、
今日はちょっと夕焼けは無理そうなので残念です。
車の中でカルボナーラを食べる。

雨がやんだら千畳敷へ。
柔らかい砂岩の層が長い年月の中で波に侵食され出来上がった地形。
…うーん、いくらなんでも、波が人間の名前を彫ることはないよなぁ…。
どうしてもおばかな観光客はいるものです。
岩という岩に刻まれまくった記念彫刻の群れ。
自然が何千年、何万年と掛けて作ってきた芸術が、
お父ちゃんとお母ちゃんが、
一晩の過ちで作ってしまった粗悪品に破壊された風景。
なんか切ないなぁ。
観光名勝を持つ自治体には、きっちり対策を立ててほしいと思う。
落書き禁止なんて看板は煽ってるだけだしねぇ。

さてさて、気を取り直して三段壁へ。
600mほどなので、歩いて移動してみる。
途中にあるローソンの裏まで千畳敷と同じ砂岩の地層が続いていた。
そして、600mと言っても坂道の多い地形なので車で移動すればよかったと後悔。
やっと到着してみると、そこには、50mという高さの岩壁が。
展望台から眺めるだけでなく、崖のすぐ近くまで行けます。
雨はやんでいたけど滑りやすくなった崖に、強く吹き付ける風、
自殺や落下の注意を喚起する看板なども立ち、
「空も飛べるはず」と草野正宗の声が聞こえてくる。
びびりびびりへっぴり腰で崖に近づく無様な観光客も見ていて愉快です!

三段壁の見学を終えて帰ろうとすると、
先ほどから気にはなっていたけど妙な建物が。
どうやらその建物の地下エレベーターから、
西牟婁振興局HPで陽平が言っていた隠し洞窟に入れるようです。
隠し洞窟だって言うから、入れないものだと思っていたのですが、
どうやら入場料も必要な様子。
お金はいらないと思っていたから、
千畳敷の駐車場に停めた車に財布を置きっぱなしです。
仕方がないので一回千畳敷の駐車場に戻って、三段壁の駐車場へ。
どうやらこっちは駐車料金として500円必要らしく、
また、その駐車場のある土産屋で1000円以上買い物をすれば、
駐車料金はただになるという抱合せ販売。
仕方がないので、1050円の梅ジュースみたいなのを購入。
レジのおばちゃんに「お姉ちゃん」と呼ばれました…。

買い物した領収書を駐車場のおじさんに見せ、
人質の500円玉を返してもらって、やっと、三段壁洞窟に。
ビル12階(だったかな?)相当の高さのエレベーターを一気に降り、洞窟内へ。
エレベーターを降りて最初に気付くのは、洞窟内に反響する激しい波の音!
係の人の話だと、先日の台風の余波で波が高くなり、
三段壁洞窟を見学するには絶好のロケーションだとか。
その通り、波は見学道にまで跳ね上がり、凄い迫力でした。
暗い所為でデジカメのシャッタースピードが自動で遅くなり、
波が綺麗に撮れなかったのが残念。
ちゃんとデジカメの機能も勉強しておかなきゃ。

白い砂、青い海、黒い空!
…空が青くないのが残念ですが、
白浜町の由来にもなっている白良浜です。
砂が乾いていないので、サンダルが汚れないのはラッキーですか?
なんだか、外国人さんがいっぱい泳いでいます。
外国人さんに人気のスポットなのかな?
時間的に、夕焼け空になり始める時間なのですが、
やっぱり、悪天候のために空が赤く染まることはありませんでした。
崎の湯、円月島、白良浜と、天気の良い日にまた来たいと思います。

そして、救馬渓観音付近の路肩で眠ります。
(車の周りでホタルが光ってたよ!)

走行距離/97.8km
消費金額/6208円

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