戻る
進む
トップへ
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
戻る
進む
トップへ
6月13日(月)
串本、那智勝浦方面

グッモーニン、4時!
橋杭岩駐車場で目覚めて、体をほぐして歯を磨くと、
空が赤くなっています。綺麗な朝焼けです。
でっかいカメラを持って写真を撮ってる人も2人いました。
駐車場の位置から、丁度、橋杭岩と朝焼けを同じ方向に見ることができ、
駐車場も広く、自販機のブランドも豊富で、トイレもあり、
さらには、紀伊半島の丁度中間地点で、翌日の移動範囲も広く、
車中泊には最適な駐車場です!おすすめ!

朝焼けは、すぐ雲に消され、少し遅く起きた人たちは朝焼けを拝むことが出来ず、
朝焼けを見届けた僕は、ちょっと、その辺を散歩に。
駐車場東のこじんまりとした祠からは、
橋杭岩の列を、付け根から先端まで見下ろせます。
駐車場とは違い、朝焼けの方向ではないですが、
こちらもおすすめのビューポイントです!

朝、早いうちに開閉時間のない場所をどんどん回っちゃうよ!
…ということで、串本大橋を通り、紀伊大島へ、
そして、日本最古の回転式灯台「樫野崎灯台」へ。
まっぷるによると、開閉時間もなく、
螺旋階段を登って一番上まで登れる、ということで楽しみ…
…だったのですが、なんかこれ階段に鍵が掛かってるよ…!
塀も高いので海も見えません。
仕方がないので、灯台の下の方だけぺたぺた触ってきました。

朝から暑いよ、本州最南端!(この日は全国的に暑いのです)
朝焼け直後から雲に隠れていた太陽も、
樫野崎灯台を去った頃には再び顔を出し、
海金剛の地形をより荒々しく照らします。
ということで、道を戻りながら海金剛へやってきました。
朝鮮半島の「金剛」の地形に似ていることからこの名前で呼ばれる地形だそうです。
同じ名前の場所が伊豆にもあるそうですが。 でも、落ちたらとても痛そうだ…。
遠くに樫野崎灯台も見えます。

まだ、潮岬観光タワーや潮岬灯台の開館時間には早いので、
来るときにも通った串本大橋を見物しつつ、 串本の街中まで戻って、サークルKで朝食を買い、
そのまま、駐車場で朝食を食べながら、時間になるのを待ちます。

8時半を過ぎたら再び南下。
潮岬灯台へ行く前に、潮岬観光タワーへ。
この観光タワーの屋上からは、東に大島、西に潮岬灯台、
南は一面海で、北には遠く重畳山まで見通せます。
そして、一階のエントランスでは入場券として、
本州最南端訪問証明書がもらえます。
しかし、景色はとても良いのですが、
塔の途中階では空いている階が多く、見事に寂れています。
個人が住んでもいいというなら、眺めも良いし住みたいくらいです。

タワーの従業員さんの話では、潮岬灯台前の駐車場は有料だということで、
ここに車を駐車しといても良いよと言ってくれたので、
ちょっとだけ歩いて潮岬灯台まで行くことにしました。
っと、道すがら灯台よりも、灯台の下の岩場へ行く道の方が手前にあったので、
先にそちらへ行ってみることにします。
気温はだいぶ高いですが、海風は涼しく、水も綺麗です。
初めて本州で野生のヤドカリも見つけました。
なかなか大きい魚はいませんが、色の鮮やかな熱帯魚や、
打ち上げられたサンゴ石など、本州にいながらも南の海って感じです。
ヘンなところで釣りをしてる釣り人もいました。船で運んでもらったのかな?

そして、入場料150円を払って潮岬灯台へ。
大した距離じゃないけど、海岸の砂利の上などを歩いてきたのでかなり疲れたです。
樫野崎灯台とは違い高い塀ではなく、低い柵で囲っているので、
灯台の下からでも景色が見えます。
灯台の中は狭い螺旋階段を登り、更には梯子に近い急な階段を登って最上階へ。
外に出ると観光タワーと同様とても景色が良く、地球が若干丸いです。

しかし、よく地図を見ると、潮岬灯台は“灯台として”は本州最南端ですが、
“緯度”は最南端に比べたら300m近く北です。
てっきり、僕はこの岬の先端が本州最南端だと思っていたのですが、
方角的に岬は西を向いていました。
ということで、今度こそ本州最南端、
潮岬観光タワーの道を挟んで「望楼の芝生」へ。
10万ヘクタールの芝生の向こうに本州最南端の碑を発見です!
そしてその奥には本州最南端のお土産屋さん、
そして…本州最南端の銅像が…北を向いていた!
この人、いつまで経っても最南端の海を眺めることが出来ないよ。
そして、北…より正確に言うと北西の方向を向いていますが、
そっちはトイレだよ!
どこの誰かは知らないけど、なかなか間抜けな人物です。
(実際は、立派な人物なんだろうけども…)

最南端の海と、間抜けな銅像をしばらく眺めたら、
取り敢えず、お土産を買おうと思います。
お土産屋さんに入ると本州最南端で働くおばちゃんを発見です!
梅ドレッシングや那智黒など、本当は串本で作ってるわけではないのでしょうが、
本州最南端のお土産屋さんで買ったというプレミアが付きます!…ますか?

ちなみに、この梅ドレッシング。
焼肉のタレにしてもさっぱりしていて非常に美味しいです。

昼前に最南端の地を後にし、再び国道42号を東へ北上。
この辺りの道は初日と昨夜に通ったので三度目ですが、
明るいうちに走るのは初めてなので、景色の良さで気持ちも良いです。
しかし、くねくね道なので脇見ばかりしてると大変です。
そして、那智勝浦町内で、後に立ち寄る補陀洛山寺の脇を通り抜け、
県道43号、46号を走りながら熊野三山、那智大社へ。
途中、右側にいかにもって感じな絶壁が見え始め、
も少し進むと絶壁の向こうから那智の滝が見えてきます。
しかし、くねくね道なので脇見ばかりしてると大変です。
無料の駐車場を探しながら上っていきましたが、
結局、有料の駐車場に突き当たり、やむを得ず500円支払い駐車。
那智大社へとやたら長い階段を登っていきます。
登りたくないと駄々をこねてるおばちゃんもいました。
確かに、キツイです。

何百段登ったかも分からんですが、
やっとこのとで本堂っぽい建物に辿り着きます。
もっとも、建物自体は新しい上に、神様に頼むことのない僕は特にすることもなく、
景色の方が余程興味が湧きます。
登ってきた階段が遥か眼下に伸びていきます。よく登ってきたなぁ。
そして、お隣の青岸渡寺。
こちらは、西国札所第一番、桃山時代の建築物ということで、
歴史の風格というものを感じさせてくれます。
なんでも織田信長に燃やされて、豊臣秀吉に再建されたお寺だとか。

そして、那智四十八滝のうち一の滝…那智の大滝です。
落差133m!
青岸渡寺の三重塔に登るとよりよく見通せます。
(三重塔はエレベーター付きで、ただの那智の滝展望台みたいなもんです)
この日の水量が多いか少ないか比べる余地はありませんが、
どちらにしても圧倒的な迫力です。
背後の山に広がる原生林と合わせてとても神々しく、
確かに、祀りたくなる気持ちも分からんでもないです。

そして来たときと同じ長い階段を下り、
駐車場近くのお土産屋でインスタントくさいラーメン定食で昼食とします。
後から思えば、階段の途中にあった清涼亭で滝を眺めながら、
蕎麦でも食べてくれば良かったのかな。
しかし、紀伊半島に来ても魚を食べない僕が、
いちいちグルメに興じても仕方がないのでどうでも良いんですけどね。
『食べれるものを食べる』!
名産や……!特産なぞ……! どうでもよいのだァ―――ッ

日陰に駐車したおかげで、笹の葉だらけになった車に乗って、
山を下り、補陀洛山寺へ。
子供用の小さな公園が隣接していて、
不審な群馬ナンバーの男は背中に痛々しいほどお母様方の視線を浴びています。
この寺は、インドから黒潮に乗って(?)熊野の海岸に漂着した、
裸形上人が開山したとか、どうだとか。(で。結局、この人はインド人なの?)
そして、昔、那智の浜は浄土に続いていたと言われており、
この寺の住職さんは、小舟に乗って那智の浜から補陀洛に渡っていたのです。
補陀洛渡海…捨て身の修行みたいなものですね。
物理的に渡れるはずがありませんが、
精神的に彼らが後悔することなく死ねたのだとしたら、
間違いなく彼らは浄土に行けたのだと思います。
…某C教だと自殺は地獄行きだっったけ?
だが、バカな男は嫌いじゃないぜ!(ポータラカ!ポータラカ!)
境内の小屋の中にはその補陀洛渡海に使われた小舟の模型が飾ってありました。

そして、標識を辿って那智の浜へ。
ループの道とかあって非常に分かりづらいです。
やたらだだっ広い駐車場に駐車し、堤防を登るとそこにはテトラポッド!
辺りを見回すと遥か後方に砂浜を発見。
この駐車場、シーズンになれば海水浴客で混雑するため、
かなり広く取ってあるみたいですが、オフシーズンは空っぽ。
それなんで、奥に駐車すると砂浜から何百米も離れてしまうという仕様です。
仕方がないので、駐車場の端から端まで車で移動します。
(とても徒歩で移動する気にはなれない広さです?)
そして、今度こそ綺麗な砂浜が。
一昨日の白良浜とは違い、天気にも恵まれて良かったです。
取り敢えず、予定にある温泉が開館するまで、休憩です。
平たくでっかいカニや魚の群れが、
オフシーズンのビーチで優雅なひと時を過ごしているので、
捕まえたりつついたりして邪魔します。ごめんなさい。

16時になりました。
勝浦温泉、ホテルなぎさや「汐見の湯」へ向かいます。
いくつもある勝浦の温泉なのですが、このお風呂を選んだ理由は推して知るべし。
受付を済ませ、ホテルの廊下を通り、突き当たりから外に出て、
だんごっ、だんごっ、と海沿いの渡り廊下を渡って露天風呂へ。
男湯貸し切りっ!イェイ、泳ぎ放題!
湾になったところにあるので、
遠くまで熊野灘を眺める事は出来ませんが、それでもとても景色が良いです。
お湯もぬるい目なので、長く浸かっていても上気ないのでゆっくり入っていられます。
女湯からはフィフティーンフィフティギャルの会話が聞こえてきます。
「あの辺りから見えちゃうんじゃないかしら?」
「遠いから大丈夫だと思うけど」
「望遠鏡があったら見えちゃうね」
…って、あなた達が心配することじゃないからっ!(30年前に心配してね!)

お風呂から出て、渡り廊下から海を眺めてると烏賊が泳いでいました。
うおっ、この烏賊、色が変わった!

本日の予定は終了したので、ホテルの従業員さんに、
最寄のコインランドリーを教えてもらって溜まった洗濯物を片付けます。
洗剤100円、洗濯400円、乾燥200円…高い。

お風呂にも入って、洗濯も終えたので、
後は明日の予定地まで移動して寝るだけです。
明日は、速玉神社を中心に新宮市内の回る予定なので、
国道42号を北上し、新宮市街地に入ります。
しかし、この新宮市。
なんか観光客が嫌いなんですかね?
ただでさえ路地が多いのに、(&ただでさえ方向音痴なのに)
他の市町村に比べて圧倒的に案内看板が不足していて、
一歩、国道を離れると、全く道が分かりません。
そして、一旦国道に戻って道を確かめようにも、
結局、看板不足で全く道が分かりません。
おかげで市内を1時間近くも徘徊するハメに。(その前に諦めろ)
その上、どこにも24時間空いている無料駐車場がないので、
数時間の徘徊も虚しく、一旦、三重入りして、
道の駅 紀宝町ウミガメ公園で寝ることに。
この道の駅では、ウミガメの資料館や飼育棟を併設しているようです。
こうして見ると、道の駅もそれぞれいろんな特徴があって、
道の駅巡りなんかしても面白そうですよね。
あ、夕飯買い忘れた…。
でも、街中まで戻るのも面倒なので、寝ます。
おやすみなさい。

走行距離/152.3km
消費金額/10301円

sponsor